2011年12月5日月曜日

Reading and Understanding the Financial Times

日本経済新聞の読み方』という本が昔からあるが、最近、私が読んだ本 Reading and Understanding the Financial Times は、そのイギリス版といったところだろうか。

この本は、確かにイギリスの経済新聞 Financial Times の読み方を伝えているが、同時に、FT の記事を通じて金融の基礎的な知識を習得させることに力点が置かれていると感じる。本書に転載されている FT の記事はやはりイギリス関係のものが多いが、他にもアメリカや、中には日本に関する記事もある。

想定読者層はイギリスの大学の社会科学系学部の学生が中心のようで、レベルは大学生初級レベルではないかと思う。英文は平易で読みやすいが、転載されている FT の記事に限って、英文のレベルが急に上がる。

便利なことに、本書の理解を助ける公式教材が、インターネット上で無料で提供されている。一つは、最新の FT の記事を本の内容に沿って解説したブログだ。もう一つは、本の内容を簡単に解説し、補足も加えた Podcast だ。

本書を読む上での難点は、読者が FT(紙版)を持っていることを前提にしている点だ。本書には FT(紙版)を使った演習問題があるのだ。イギリスの読者の場合、1ポンドで4週間 FT(紙版)を購読できるサービスがあるが(本に明記されている)、日本はカバーしていない。もっとも、日本に居ながら FT(紙版)を購読することはもちろんできるのだが、年間10万円以上もかかるし、住んでいる地域によってはその日のうちに届かない。

[関連リンク]

※ いずれも、著者による本書や FT の読み方を解説した動画。YouTube へのリンク。

Reading and Understanding the Financial Times 1
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2011年11月30日水曜日

瀬戸内海、腰痛、Real Player

■  瀬戸内海の成立は約8,000年前

現在の瀬戸内海ができたのは、およそ8,000年前と推定されるらし い。カシオの電子辞書 XD-A10000 に入っている『ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版』の「瀬戸内海」の項目に、そう書かれてあった。Wikipedia 「瀬戸内海」にいたっては、6,000年前としている。

とすると、それ以前は、あの風光明媚な厳島も、今とは全く違った風景だったに違いない。そもそも島はなくて、本州や四国と陸続きだったのだろう。

現在の美しい日本の姿も、地球の長い歴史からすると、わずかな瞬間にすぎないのだろう。はかないものだが、そこにまた魅力を感じる。

■ 腰痛に悩まされる

腰を痛めてしまった。 軽く痛めるぐらいなら過去にも経験があるのだが、今回は程度が違った。座ったり立ったり、歩いたりするだけでもやっとだった。このため、しばらく少し静養していた。

発症から一週間ほど経った今は、まだ完治はしていないものの、大分よくなってきている。冬は腰痛が多いと言われているので、気を付けなければならない。

■ Real Player

パソコンを買い替えて以来、初めて Real Player をインストールした。最近の RP には、簡単に動画をダウンロードできる機能や変換機能までついている。しばらく使っていないうちに便利になったものだ。

私はこれを使って、Ustream で公開されている場面緘黙症ワークショップ(海外のもの)の動画をダウンロードし、他のソフトで音声ファイルに変換し、iPod に入れた。これでワークショップの内容をいつでもどこでも聴くことができるようになった。

2011年10月13日木曜日

Blogger 新管理画面、スーパー銭湯、ネット演歌番組

気づいたら、最近、このブログの更新頻度が減っている。他のことに注意が向いていたり、書くことが思い浮かばなかったりしているからだ。理想を言えば、週1回ぐらいは更新したいのだが。

■ Blogger の新管理画面


最近、Blogger の管理画面が変わった。まだ慣れておらず、「前の方がよかった」とぶつくさ言いながら言いながら使っている。

便利だと思うこともある。私が以前より登録していた Google Analytics と統合したような画面になっていることだ。これにより、各記事へのアクセス数が簡単に分かるようになった。(1)iPod関連、(2)演歌・歌謡曲関連の 記事が、アクセス数が多い傾向がある。

■  スーパー銭湯に初めて行く

スーパー銭湯というところに初めて行った。自宅の風呂が使えなくなったためだ。慣れない場所なので、銭湯でのマナーなどを「予習」してから行く。お客はやはりお年寄りが多かった。だが、特に私は気にはならなかった。

一般家庭の住宅に風呂が普及するようになったのは、ここ何十年かの間のことらしい。それ以前は、一般庶民は銭湯に通っていた。毎日銭湯に入る経済的余裕がある家庭ばかりでもなかったので、入浴は数日置きだったらしい。

私の母の実家などは風呂が設置されるのがかなり遅く、平成に入っても浴室がなかった。子供の頃の私は、「おばあちゃんの家」(=母の実家)に泊まりに行ったとき、お風呂は近所の銭湯に入ったものだった。

■ インターネット演歌・歌謡曲番組

最近、ひょんなことから、あるインターネット限定配信の演歌・歌謡曲番組を見始めた。

テレビやラジオの演歌・歌謡曲番組というと、一部の地域でないと見聴きできないものも多い。だが、インターネットでの配信だと、ネット環境さえあれば地理上の制約はいっさいなしに楽しめる。私にはこちらの方がありがたい。

だが、演歌・歌謡曲のファンは高齢者層に偏っている。ネットはハードルが高いという人が比較的多いような気もする。私としてはネットの演歌・歌謡曲番組は、ぜひとも成功してほしいのだが、うーむ。

現在私が見ている番組は、若いセンスを感じる。司会者の女性演歌歌手も、まるでアイドルみたいだ(実際、元アイドル)。このような演歌・歌謡曲番組としては 異色のスタイルをとっている理由は分からないが、ネット番組だと若い視聴者が多そうなので、理にかなっているかもしれないとは思う。

2011年9月2日金曜日

昔から短かった総理の在任期間

最近、日本の総理大臣の在任期間が短いことがよく話題になっている。海外メディアも、これを "revolving door" (回転ドア)などと表現しているのをわりと見かける。

日本の総理の在任期間は、昔から短かったようだ。

旧 憲法下では、1~2年で総理が替わるのが普通だった。このときの内閣制度は詳しくは知らないが、総理は「同輩中の首席」という位置づけにすぎず、よく閣内 不一致が原因で内閣総辞職を余儀なくされたという話は教わったことがある。なお、現在の内閣制度では必ずしもそのようなことはない。閣内不一致が起こって も、総理が意見の異なる閣僚を罷免することもできる。

現在の憲法と内閣法が施行されたのは昭和21年5月3日。総理の地位は高められ、権限も強化された。だが、総理の任期の長さには、さほどつながってはいないようだ。

内閣法施行直後の5月24日に第1次吉田茂内閣が総辞職(在任期間約1年)、以降、片山哲、芦田均、吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山と総理が替わるが、このう ち片山哲、芦田均、石橋湛山は1年未満の短命。鳩山一郎はもった方だが、2年。例外的に、吉田茂だけ6年以上にわたって総理を続けている。

その後、長期政権の時代が到来する。岸信介(在任期間約3年5か月)、池田勇人(4年4か月)、そして佐藤栄作(7年8か月)と続く。

こ の3人の後は、総理の在任期間は長期的に見て短くなっている。田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸の時代は2年前後。 中曽根康弘内閣はこの時期珍しい長期政権になったが(在任期間約5年)、その後の竹下昇、宇野宗佑、海部俊樹、宮澤喜一、細川護煕、羽田孜、村山富一、橋 本龍太郎、小渕恵三、森喜朗の頃になると、2年続けば長い方だ。その次の小泉純一郎内閣は、珍しく長期政権(在任期間約5年5か月)。だが、これ以降はさ らに短命政権が続き、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人は1年前後で総理の職を辞している。

2011年8月19日金曜日

鉛筆の持ち方

私はいい齢して、鉛筆の正しい(とされる)持ち方に自信がなかった。

鉛筆の持ち方を最初に教わったのは、小学1年生の頃だった。入学して間もない頃、先生が授業の中で指導されていたのをかすかに覚えている。だが、そのとき私は先生が教えてくださった内容がよく分からなかった。なにしろ私は後ろの方の席に座っていたので、「鉛筆はこうやって持つんですよ」と先生が実演してくださっても、よく見えなかったのだ。それに40人学級の中、先生は一人一人の児童が正しい持ち方をしているかどうかまで確認はしてくださらなかった。親も教えてくれなかったため、仕方なく見よう見まねの我流の持ち方をすることにしたのだ。

その持ち方をし続けるうちに、自分の鉛筆の持ち方は間違っているかもしれないということすら忘れてしまうようになった。ところが今になって、ひょんなことから思い出したのだ。

そこで、自分の鉛筆の持ち方が正しいかどうか、確認してみた。今はインターネットの時代だ。誰かに聞かずとも、Google で検索すれば出てくる。YouTube には動画まで公開されている。調べた結果、意外なことに、私の持ち方は間違っていなかったことが判明した。

それ以上に意外だったことは、正しい鉛筆の持ち方ができない大人が多いらしいことだ。小学校あたりの頃に間違って覚えてしまったのか、それともその後、持ち方を無意識のうちに間違ったものに変えてしまったのか。どちらにしろ、大人になってまで間違った持ち方をしていると、矯正するのは難しそうだ。

英語圏にも鉛筆の正しい持ち方というのがあり、しかも日本と同じ持ち方をするようだ。Google で "hold a pencil" と検索するといろいろ出てくる。How to Hold a Pencil という本まで出ている。

2011年7月24日日曜日

新平成歌謡塾・2011年7月24日放送分の感想

ここ最近、日曜朝はBS朝日「新平成歌謡塾」を見るのが習慣になっている。演歌・歌謡曲の新譜情報が満載の素晴らしい番組だ。中堅・若手の歌手の出番も多く、とても気に入っている。この番組をチェックしていなかったのは一生の不覚だ。

今日の「普通のブログ」は、この番組の2011年7月24日放送分を見た感想を書こう。

■ 今月の司会

今月の「新平成歌謡塾」の司会は、先々月と同様、大石まどかとコロムビア・ガールズ・コレクション(南かなこ、三代目コロムビア・ローズ、松川未樹、出光仁美)の計5人……と思いきや、出光仁美だけがなぜかいない。スケジュールが合わなかったのだろうか。メンバー全員そろえるのは難しいのかもしれない。

■ 今回のゲスト

今回の1人目のゲストは三笠優子。歌唱の前に、ゲストが司会者とミニトークをするのがこの番組の恒例。最初に司会者がゲストの衣装を褒めるのも、この番組の恒例。三笠優子の新曲は「春遠からじ」。タイトルだけでどのような内容の歌か、だいたい想像できる。ただ、今は夏真っ盛り。さすがに春は少し遠いような……。実は司会の大石まどかも、10年ぐらい前に同名の曲を出していたのだが、そのことには特に触れられなかった。大石版「春遠からじ」は阿木燿子が作詞したもので、日本作詞大賞優秀作品賞を受賞した。

2人目のゲストは金田たつえ。なんとオレンジ色の着物を着ての登場。松川未樹に逆質問してた。新曲「泣き達磨」は歌詞が面白い。特に、1番と2番の出だし。金田たつえは3番までフルコーラス熱唱していた。

泣き達磨 金田たつえ 歌詞情報 - goo 音楽

■ レッスンコーナー

そして、四方章人のレッスンコーナー。レッスンアシスタントは瀬口侑希。

瀬口侑希は実はどういう歌手か知らなかったのだが(ごめん)、この番組を見る限り、穏やかで上品で美人という印象の歌手だ。

8月3日に「千年の恋歌」という新曲を出す瀬口侑希。番組のCMでよく流れていた「三春の桜」のプロモーション動画がもう見られないのが残念。※CMではいろんなプロモ動画が流れているけれど、私は「三春の桜」が一番気に入っていた。瀬口侑希は綺麗だし、歌詞にインパクト感じるし。

古賀政男音楽博物館けやきホールで、四方章人が一般の方にレッスン。今回のレッスン曲は「女…さすらい」(大月みやこ)。レッスン前、瀬口侑希はレッスン生に優しく積極的に語りかける。たしか前回はレッスン生の緊張をほぐすべく、背中をさするような動作をしていた。このあたり、アシスタントのお人柄がうかがえる。レッスンを受講されていた方は、とてもお上手に歌われていた。

■ ニュース、そしてエンディング

次いで、「新平成歌謡塾NEWS」。寺内タケシとブルージーンズが岩手県宮古市を訪問し、高校でコンサートをした様子が流れた。あのコンサート、生徒はもちろん、世代からいって先生も嬉しいだろうな。それにしても演歌・歌謡曲の番組にエレキの神様が出るとは。だが、大沢桃子は寺内タケシの弟子だったはず。

そして、コロムビア・ガールズ・コレクションが「夢色ラプソディー」を歌う映像でエンディング。この映像には出光仁美も出てた。南かなこが歌っている途中で番組が終了。

[追記]

「三春の桜」のプロモーション動画は、その後も流れている。(2011年8月7日)

2011年7月6日水曜日

German government bond は bund

姉妹ブログ「ニートひきこもりJourna」でも書いたが、このごろ自室に閉じこもっていると、あちこちから声やら音やらが聞こえてくる。暑さのため、家族や近所の人などが、部屋の窓や扉などを開け放しにするからだ。

私はこうした音を嫌って、自室の窓や扉を閉めているのだが(この暑いのに!なお、冷房はつけていない)、それでもなお周囲から人の話し声やテレビの音などが聞こえてくる。こうした音が聞こえてくると、勉強や読書、ブログ執筆などをしているときなどには、気が散る。

こうしたときは、クラシックの音楽をかけることにしている。周囲の音をかきけす効果がある。クラシックなら聞こえてきてもそれほど集中力に悪影響はない。

* * * * * * * * * *

ドイツ連邦債(German government bond)は、英語では bund とも言う。「債権」を意味する bond と混同してしまいそうだが、そうではなく、bund だ。

今、私がこの記事を書いている時点(2011年7月5日8:00頃)での、ユーロ各国の国債の、対ドイツ連邦債スプレッドを調べてみた。10年物国債。

スウェーデン -0.09bp
フィンランド 30bp
オランダ 32bp
イギリス 35bp
オーストリア 47bp
フランス 48bp
ベルギー 108bp
イタリア 190bp
スペイン 238bp
ポルトガル 828bp
アイルランド 878bp
ギリシャ 1,327bp

ユーロの導入当初、ユーロ圏各国の国債利回りの格差は縮小に向かったそうだ。今では考えられない話だ。

ちなみに日本国債の対ドイツ連邦債スプレッドを計算してみると、-1.85bp。主要国でも最低の水準だ。これは日本国債が優良であると受け止めていいのかどうか。

2011年6月30日木曜日

「(iPodの)同期が完了しました」⇒でも同期できてない

iPod shuffle の第4世代を使っている。

あるとき、いつものように iTunes と同期しようとしたところ、不具合が発生した。「同期が完了しました」のメッセージが出たにもかかわらず、iPod Shuffle を聴いてみたところ、同期ができていなかったのだ。何度同期を試みても同じだった。時間を置いて再度試してみても、結果は同じだった。

原因は私にはわからなかった。パソコンがおかしいのか、iTunes がおかしいのか、iPod Shuffle がおかしいのか、それとも USBケーブルがおかしいのか、見当がつかなかった。

そんなとき、偶然パソコンが故障したため、新しいものに買い替えた。いままでとは違う最新のパソコンで、OSも新しいものだ。その新パソコンに iTunes をインストールし、音声ファイルもダウンロードして、同期を試みた。パソコンを替えたのをきっかけに、同期もうまくいくかもしれないと思った。

だが、やはり同じ不具合が発生した。「同期が完了しました」のメッセージが表示されるのに、実際は同期ができていなかった。

どうやら、パソコンがおかしいのでも iTunes がおかしいのでもなく、iPod Shuffle か USBケーブルかのどちらかが問題なのだろうと確信した。

結局、iPod Shuffle を復元したところ、問題は解決した。なぜ今回のようなことが起こったのかは分からなかったのだが、ともあれ、現在は無事に同期できている。

* * * * * * * * * *

2ヵ月前よりBS朝日の「新平成歌謡塾」を毎週見ている。演歌・歌謡曲の新譜情報が満載の素晴らしい番組だ。この番組をチェックしていなかったのは不覚だ。

2ヵ月見た感想だが、NHKの「歌謡コンサート」よりもこの番組の方が好みだ。歌コンは出てくる歌手がメジャーすぎるし、懐メロも多すぎる。私はもっと中堅若手の歌手も見てみたいし、新曲も知りたいのだ。このほか、30分間という放送時間も、私にはちょうどよい。早朝に放送されているので、チャンネル権を気にせずにも済む。

2011年6月21日火曜日

阪神大震災の時に出た「心の糸」という歌

ひょんなことから、「心の糸」という歌を思い出した。阪神大震災が起きた時に発売されたエイドソングだ。

この歌を歌ったのは、香西かおり、伍代夏子、坂本冬美、長山洋子、藤あや子(順不同)の5人だ。人気の女性演歌歌手5人が1組で歌う、この上もなく豪華な歌だ。

歌っているのは演歌歌手ばかりだが、杉本真人が作曲したとあって、演歌色が薄い。広く多くの人に親しまれる曲だと思う。作詞はたきのえいじで、被災者へのメッセージが歌詞にこめられている。

5人の歌手は、それぞれレコード会社が違う。このため、この曲の発売には様々な壁があったそうだ。だが、それらの壁を乗り終えて、発売にこぎつけた。売り上げは寄付に回るというのに、関係者の善意には頭が下がる。

この5人の中には、親戚が被災したという歌手もいた。テレビ番組でも、その歌手かどうかは忘れたが、歌唱の最中に1人だけ涙が止まらなかった歌手がいたことを覚えている。

* * * * * * * * * *

この曲、現在はもちろん廃盤だ。現在発売されているアルバムにも、おそらくこの歌が収録されている物はないのではないだろうか。権利関係がややこしそうな歌だから。YouTubeで当時の動画が公開されているので現在でも聴こうと思えば聴けるのだが、もっとちゃんとした形で聴くことはできないものだろうか。

もしこの歌をいま東北の被災者の前で流したら、被災者はどう感じるだろうか。阪神の時とは被害の状況が違うからな……。




↓ 「心の糸」歌詞へのリンク。goo 音楽。

心の糸 香西かおり・伍代夏子・坂本冬美・長山洋子・藤あや子 歌詞情報 - goo 音楽

2011年6月4日土曜日

高校野球(硬式)公式戦の年間スケジュール

節電のために、夏の甲子園大会を秋に延期したらどうかという意見がある。

面白い意見だと思うが、その場合、例年秋に行われる国体や秋季地区大会、明治神宮大会をどうするかも併せて考えなければならない。

高校野球(硬式)の公式戦は春夏の甲子園大会が有名だが、それ以外は必ずしも知られていないと感じる。そこで、高校野球(硬式)公式戦の年間スケジュールをまとめてみることにした。もっとも、私は高校時代に硬式野球部に所属していたわけではなく、また、高野連関係者でも高校野球専門家でもないのだが、おおむねこれで間違いないだろうと思う。日程は、都道府県によって多少異なる。

○ 9月~10月ごろ:秋季地区大会(予選)
○ 10月~11月ごろ:秋季地区大会(本大会)

秋季地区大会は、新チーム結成後初の公式戦。この大会で優秀な成績を修めるなどすると、春の甲子園の出場校として選抜される見込みが高くなる。また、この大会で優勝すると、明治神宮大会に出場することができる。

たとえば、大阪府の場合、2010年の秋季近畿大会大阪府予選は9月4日~10月17日に、秋季近畿大会は10月23日~11月7日に行われた。

夏の甲子園大会を秋にずらすと、この大会はどうするのだろうかと思う。やはりこの大会の日程もずらすのだろうか。

○ 11月ごろ:明治神宮野球大会(高校の部)

全国の地区大会を勝ちあがった10校による全国大会。出場校は春の甲子園大会に選抜されることが確実視されるため、選抜大会の前哨戦と見られている。2010年の明治神宮大会は2010年11月13日~17日にかけて行われた。

夏の甲子園大会を秋にずらすと、この大会に影響が出る可能性がある。

※ 12月から3月上旬にかけては、高野連の決まりにより、加盟校は対外試合が禁止されている。公式戦はもちろんのこと、練習試合も行われない。

○ 3月~4月ごろ:選抜大会(春の甲子園)

秋の地区大会で優秀な成績を修めるなどした学校を例年32校選抜して行う、全国大会。2011年の大会は、3月23日~4月3日に行われた。

○ 4月~5月ごろ:春季地区大会(予選)
○ 5月~6月ごろ:春季地区大会(本大会)

春にも、秋季地区大会と同じような地区大会が行われる。ただし、この大会で優秀な成績を修めても、甲子園などの全国大会に出られるわけではない。

大阪府の場合、2011年の春季近畿大会大阪府予選は4月10日~5月14日に行われた。春季近畿大会は5月28日に開幕。

○ 7月ごろ:選手権大会(予選)
○ 8月ごろ:選手権大会(夏の甲子園)

全国各地区を勝ち上がった高校(原則として一県一校)が出場して行われる、全国大会。大半のチームは、この大会で負けた試合が、最後の公式戦になる。

大阪府の場合、2010年の大阪大会は7月10日~8月1日に行われた。また、2010年の夏の甲子園大会は、8月7日~8月21日に行われた。

○ 9月~10月ごろ:国民体育大会

国体では、夏の選手権大会で優れた成績を修めた学校など12校を選び、高校野球大会を行っている。最後の公式戦だが、この大会に参加できる高校はほんの一握り。2010年の大会は雨天により大会が途中で打ち切られた。2009年の大会では、9月27日~9月30日にかけて行われた。

夏の甲子園を秋にずらすと、この大会に影響が出る可能性がある。

2011年6月1日水曜日

日経平均株価と円相場をメモ

■ Twitter の使い方

Twitter を使い始めて一年以上経つが、いまだに基本的な使い方を知らなかったことに気づいた。具体的には、公式 RT と非公式 RT の違い、ハッシュタグの使い方、URL 短縮サービスなどだ。

公式 RT と非公式 RT の違いは、震災直後、特に重要だった。詳しくは、下記のサイトを参照。ITmedia へのリンク。

情報の拡散、非公式RTではなく公式RTで――Twitterが呼びかけ
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■ 体調回復

4月の下旬より身体の具合がよくなかったのだが、5月の連休明けからしばらくして、ほぼ回復した。一時は、自分はこのまま壊れてしまうのではないかとさえ思ったのだが、あれは一体なんだったのだろう。不健康になると、健康のありがたみが身にしみて分かる。

……と思っていたら、また悪くなり出した。

■ 日経平均株価と円相場をメモ

最近、日経平均株価と円相場を毎日メモ帳に記入するようにした。ただニュースや新聞でこれらをぼんやり眺めるだけでは、頭に残らないからだ。

個人的には、新発10年国債利回りも気になっていて、これもメモしたいのだが、あれこれもメモするとかえって(私の悪い)頭には残らないように思えるので、そうしてはいない。

■ 新平成歌謡塾

今月の私の日曜の朝は、BS朝日「新平成歌謡塾」で始まった。演歌・歌謡曲の新譜情報が満載の素晴らしいテレビ番組だ。

今月は、コロムビア・ガールズ・コレクションが司会をやるというので、毎週欠かさず見ていた。中でも、三代目コロムビアローズは司会がうまかったと思う。

CGC と一緒に司会をやっていた大石まどかも、昔、東芝EMI(当時)の若手演歌歌手と一緒にユニット組んで、歌を歌ってなかったっけ。ユニット名は「桃割れ小町's」で、服部浩子と古城さとみもメンバーだった。「振られちゃったよ」というシングルを出してたはず。今はやりの若手演歌歌手ユニットの先駆けか。

2011年5月8日日曜日

新しいブログ、英語ツイートの開始

■ 新ブログ「面白い英語ホームページ」

新しいブログを作った。「面白いホームページ」の英語ページ版だ。だが、まだほとんど何も書いていない。

↓ その新ブログ

面白い英語ホームページ新しいウィンドウで開く

■ 英語で Twitter

私は以前より Twitter を利用しているが、今月から、新たに英語でツイートをし始めた。英語学習の一環だ。

当初は、従来のアカウント @nesamimus で、日本語ツイートと一緒に英語ツイートをしていた。その後まもなく、英語専用アカウント @nesamimus_e を開設し、英語ツイートはもっぱらここですることにした。

Twitter は1投稿につき140字という文字数制限がある。英語だと、この制限は厳しく感じる。日本語だと1投稿で書けることが、英語だとどうしても文字数が多くなってしまい、2投稿ぐらいになってしまう。

英語ツイートは、ほどほどにしている。それよりも、英語ブログの執筆に時間をかけている。ブログには文字数制限がなく、自分の言いたいことを根拠を挙げて筋道立ってまとめて書くことができるからだ(実際に私がそうした英文を書いているかどうかは別として)。こちらで英文を書く方が勉強になりそうだ。

ただ、英語ツイートも、英文ライティングの勉強に全く役立たないわけではない。英語ツイートの文字数制限は、かえってシンプルに英文を書く練習になる。140字という文字数制限は厳しく、不要な単語は削ろうという意識が自然と出てくる。

英語ツイートはまだ始めたばかりだ。今後継続し(すぐに飽きるかもしれないが)、何か学んだことなどがあれば、姉妹ブログ「ひきこもり英語ブログ」で書く。

2011年4月27日水曜日

iPod同期中にPCから取り外したら……

先日、PCをリカバリした。そう、PCを購入時の状態に戻したのだ。

リカバリし終えたあとのPCには、以前入っていたあのソフトもこのソフトもない。そこで、それらを一気にダウンロード、インストールした。

iTunes もその一つだ。アップル社のウェブサイトからダウンロード、インストールし、続いて Podcast もダウンロードした。

そして、iPod Shuffle(第4世代)に同期した。ところが、困った。いつまで経っても同期が終わらない。以前はすぐに同期が終了したのに、どうしたのだろうか。やはり、iTunes を再インストールしたことが関係しているのだろうか。

実はこのとき、私は外出の直前だった。外出前に iPod に新しい音声ファイルを入れておこうと考え、同期を始めたのだった。だが、iTunes は「同期がまもなく完了します」と告げているにもかかわらず、いつまでも同期作業をやっている。外出の時間は迫っていた。早く同期が終わらないと遅刻してしまう。同期中にしたまま家を出るわけにもいかない。そこで……


同期中に、iPod を PC から引っこ抜いた。


やってはいけないことだと知っていた。しかし、やむを得なかった。そして、そのまま外出した。

帰宅後、無理なことをして iPod は壊れてやしないだろうかと心配した。しかし、iPod は無事だった。同期はなされていなかったが、いつもどおり問題なく動いた。

翌日、再同期を試みたところ、短時間で問題なくできた。昨日あんなにてこずったのはなぜだったのだろうか。もしかしたら、USB の挿入先を変えたからかもしれないとも思うのだが、定かではない。

2011年4月23日土曜日

なぜ英語圏の経済紙(誌)ばかり和訳が載るのか

最近、The Wall Street Journal とか、Financial Times とか、The Economist とか、英語圏の経済紙(誌)に限って和訳がウェブサイトに載るようになって、戸惑っている。

昔は和訳なんてなかった。だから、例えば私は FT 電子版の記事を読んで、「へへ~ん、俺は高級経済紙 FT の記事を読んでるんだよ~ん。他に読んでる奴、そうそういないだろ~」といい気分に浸っていた。しかし、和訳され、FT が簡単に読めるようになっては、いい気分もぶちこわしではないか。

それに、私は何年も前より毎日英語の勉強を続けているが、この最大の目的はこうした英語圏の経済紙(誌)を読むためだったのだ。なにしろ私は経済学部を出ている。しかし、こうも和訳が載っては、いったい何のために長年英語の勉強をしてきたのか分からなくなる。

どうせ和訳するなら、私が比較的読むことが少ない The New York Times とか The Christian Science Monitor とかにしろ! フランスの Le Monde を訳すとか、英語圏のものは避けろ!とにかく私が読む英文記事は和訳するな!(そんな無茶な)

もっとも、和訳が出ているといっても、FT は JBpress に1日2記事、Economist は1記事載る程度だ。WSJ についても、詳しくは知らないが、何も全ての記事を日本語版ウェブサイトに掲載しているわけではないだろう。和訳されるまでにも多少は時間がかかるだろうし、まだまだ原文を読むことができるメリットは大きい。

本当は和訳が掲載されるのは賛成だ。便利になるのはよいことだ。将来、Google 翻訳などの機械翻訳がますます充実して、私のような英語学習者がいっそう泣きを見る日がやってくるような気がする。

経済紙(誌)に限って和訳が出るのは、経済紙(誌)には特別な需要があるからだろう。

2011年4月13日水曜日

英字新聞を読む時間が増えた

最近、英字新聞(電子版含む)をよく読むようになってきた。

英字新聞は、以前より毎日読んでいた。英語を勉強しているためだ。だが、最近はことに読む時間が増えた。ここにきて、英字新聞が面白くてたまらなくなってきたからだ(新聞や記事にもよるが)。何かと言えば英字新聞を読んでいて、いまや私の頭の中は、英字新聞のことがかなりの割合を占めている。

このため、英字新聞のことであればブログで書きたいことも出てくるような気もする。※ 逆に、それ以外のことは、ブログネタとしては思いつかない。だが、私は英語ネタは「普通のブログ」ではなく姉妹ブログの一つ「ひきこもり英語ブログ」で書くことに決めている。こういう次第なので、最近はこのブログで書くことが思いつきにくい。更新が滞っていかぬ。

■ 英語でツイートしている人を新たに多数フォロー

Twitter も、新たに英語でツイートしている人を何人かフォローすることにした。フォローした方の多くは、英字新聞のジャーナリストだ。

「ひきこもり英語ブログ」では英語に触れる機会を増やすために「身の回りを英語化する」なんてことを書いておきながら、私が Twitter でフォローしている人は日本語ツイートしている人がほとんどだったからだ。これだと、タイムラインで流れてくるツイートは、日本語ばかりだ。「身の回りを英語化する」のであれば、当然 Twitter も英語化することが必要で、もっと英語でツイートしている人のフォローを増やさなければならないと考え、そうした。

※ 実際、「ひきこもり英語ブログ」で、このような記事を書いた。

◇ 英字新聞の1部売り新しいウィンドウで開く

2011年3月28日月曜日

私が若かった頃の価値観と時代背景

私はいわゆる氷河期世代だが、私が若い頃にも、若者の意識調査は行われていた。そこで浮き彫りになった若者像は、猛烈に働いて高度成長を実現したご年配の世代から「嘆かわしい」「最近の若者は……」と慨嘆されそうなものだった。メディアの論調も、若者に対して厳しいものだったと思う。若者に対する世間の厳しい視線は、今も昔もあまり変わらないような気がする。

私個人のことを言うと、子供の頃は、学校の教師など大人から、高度成長の負の側面を強調して教えられた。環境問題は言うまでもなく、さらには「日本人は経済的豊かさは手に入れたが、心の豊かさは失った」と主張する大人も少なくなかった。

その一方で「過労死」が広く話題になり、日本人は働きすぎであるとして、これを問題視する向きもあった。仕事中毒のあまり、家族を省みない一部の既婚男性が取り上げられることもあった。

こうした時代背景の中、私は育った。このため、中学か高校ぐらいまでは、経済的な豊かさばかりを追い求めて労働に極端に没頭するような生き方を忌み嫌っていた。この方が、なんとなく知的な感じもした。若者らしく、新しい時代の流れを感じていたのかもしれない。

こういう次第なので、冒頭でお話した各種若者意識調査でああいう結果が出たのも、なんだか分かるような気がしたものだ。

なお、私の価値観が変わったきっかけは、はっきり思い出せないのだが、おそらく大学(経済学部)に入って多様な価値観に触れたことや、バブル崩壊後の長い不況を経験したことではないかと思う。

2011年3月17日木曜日

Twitter、不要不急のツイートを自粛中

私は Twitter のユーザーだが、大地震が起きて以降、ほとんど何も投稿していない。不要不急のツイートは自粛するようにしている。

新聞報道によると、被災者の中には、Twitter を貴重な情報源としている人もいるそうだ。そのためかどうか分からないが、現在 Twitter の日本語ツイートは震災関係のものが多くを占めている。ここで私がいつものような震災とは無関係の不要不急のツイートをすることはなかなかできない。

それでは震災関係のツイートをすればどうかというと、それも難しい。私には震災関係で有益な情報を取捨選択して提供、ないし拡散する能力はほとんどないからだ。ここで私が震災関係のいい加減な情報を投稿すると、混乱の原因を作ってしまうかもしれない。

Twitter の非被災者ユーザー(ただし、日本語ユーザーに限る)の間には、自粛ムードのようなものを感じる。不要不急のツイートは避けよ、ふざけたツイートは不謹慎、といったところである。今は非常時であり、もっともなことだろう。だがその一方で、私たちのような非被災者は、こうした時だからこそ普段どおりの生活を維持することが大事なような気もしないまでもない。ただ、Twitter に関しては、被災者の重要な情報源の一つになっている面があるそうなので、不要不急のツイートは自粛しているところだ。

■ 日本の新聞の文字サイズ、いつの間にこんなに大きく

久々に図書館で新聞各紙(ネットではなく紙の新聞)をざっと読んだが、文字サイズが大きくて驚いた。いつの間に日本の新聞の文字サイズは、こんなに大きくなったのか。我が家は『日本経済新聞』を購読しているが、これは文字サイズが小さい部類に入りそうだ。

私が図書館で読んだ国内紙で最も文字サイズが小さかったのは、英字紙の The Japan Times だった。そういえば、外国の英字紙の文字サイズはどうなんだろう。

2011年3月10日木曜日

電子辞書の情報の影響度?

最近、私もお金を貯めて、悲願だった電子辞書を買うことができた。カシオから出ている(旧)フラッグシップモデルだ。

事典や辞典は、以前より広く一般家庭でも普及していたが、電子辞書の普及により、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目版』のような、比較的敷居が高い事辞典に手軽に触れられるようになってきた。高校生の間から上質な事辞典に数多く触れられる最近の若い人が羨ましい。

電子辞書を引き続けて最近感じるのだが、電子辞書の情報はもしかすると意外に影響力があるのかもしれない(といっても、確かなことは知らず、推測で考えているだけだが)。そう考えるだけの根拠をいくつか挙げる。

まず、電子辞書は最近急速に普及しており、特に高校生や大学生だと、高い割合で所持している。電子辞書を引く人もその分多く、辞書の情報の影響は大きいだろう。

次に、電子辞書はいつでもどこでも手軽に引ける。少なくとも、パソコンとブラウザを起動してインターネットで情報を調べるのに比べれば、ずっと手間がかからない。それゆえ、電子辞書は使用されやすいだろう。

それから、電子辞書の情報は、何しろ事辞典の情報などで、信頼度が高いと見られている。例えば、Wikipedia にこれこれこうこう書かれていたと話してもあまり信用されないかもしれないが、電子辞書の『ブリタニカ』にこう書かれていたと言うと信用されやすいだろう。ここに、電子辞書を使うメリットがある。


私自身、ものを調べるときは、まず第一に電子辞書を引くということが多くなってきた。それなりに色々なことが載っているし、情報の信頼度が高そうだからだ。

2011年2月17日木曜日

新聞のテレビ欄、見ない

新聞をとってもテレビ欄しか見ないという話は聞くことがあるが、私は逆だ。テレビ欄は見ないことが多い。

その原因の一つは、我が家が購読している新聞にある。『日本経済新聞』なのだ。ふつう新聞というと、一番最後のページがテレビ欄になっていて、テレビ欄に自然に目がいきやすい構成になっている。しかし、『日本経済新聞』は違う。最後のページは文化面で、「私の履歴書」や連載小説などが載っている。テレビ欄は、今日の新聞なら全36ページ中29ページ目という、非常に中途半端な、探しにくい場所にあるのだ。

ただ、それだけが原因ではない。そもそもテレビに関心が薄いのだ。テレビなど家に無くてもそう困りはしないのではないかと思っているほどだ(ネットはできないと困るが)。最近、若者のテレビ離れということが言われているが、私もその例外ではないということになる。実際のところ、私には家族にテレビ好きな人がいるので、私もテレビを見ることはあるのだが、敢えて貴重な時間を割いてまで見たいと感じる番組が少ない。もし私が一人暮らしなら、とうの前からテレビは家には置かなかっただろう。ましてや、地デジ化に備えてわざわざテレビを買い換えるとか、そんなことは考えられない。このようにテレビに興味がないと、テレビ欄もついスキップしてしまう。

加えて、テレビ欄でよく見かける、あの扇情的な日本語表現があまり好きになれないのだ。

しかし、たまに、個人的に面白そうな番組がやっていたことを後で知り、テレビ欄をチェックすればよかったと思うことが最近出てきた。これからは、少しはテレビ欄を見ることにしようかと思っているところだ。

2011年2月7日月曜日

国語辞典「資本主義」の定義はマル経、では英英辞典は…

国語辞典で「資本主義」と引くと、そこに載っている定義はマルクス経済学的なものが非常に多いと感じている。

手持ちの代表的国語辞典を引いてみた。『広辞苑』第6版、『精選版 日本国語大辞典』、Yahoo!辞書の『大辞泉』と『大辞泉』、『明鏡国語辞典』初版。これらで「資本主義」を引くと、どれ一つ例外なくマルクス経済学定義が出てくる。マルクス経済学は現在では経済学の主流ではないのに、なぜ揃いも揃ってこうした定義ばかりが採用されているのだろう。もしかすると、「資本主義」はマルクス経済学専門の概念なのだろうか。

そこで、今度は手持ちの代表的英英辞典を引いてみた。アメリカのネイティブ用英英辞典 Merriam-Webster's Collegiate Dictionary 第11版、アメリカ Yahoo!のオンライン辞書 American Heritage Dictionary of the English Language、イギリスのネイティブ用英英辞典 Oxford Dictionary of English 第2版、イギリスのノンネイティブ用英英辞典 Longman Dictionary of Contemporary English 4訂増補版、イギリスのノンネイティブ用オンライン辞書 English Cobuild dictionary。 すると、面白いことが分かった。これらの capitalism(資本主義は英語でこう言う)の定義は、いずれも日本の国語辞典のような、マルクス経済学的なものではなかったのだ。

どうしてこのような違いがあるのだろう。推測だが、日本ではかつてマルクス経済学が経済学界において大きな位置を占めていたので、その影響が国語辞典に及び、現在にも名残としてこうした形で残っているのではないか。

マルクス経済学もいいかもしれないが、現在では主流ではない。私はマル経的定義を採用する国語辞典よりも、英英辞典の定義の方が好きだ。特に、Merriam-Webster's Collegiate Dictionary 第11版のそれが気に入っている。

2011年1月24日月曜日

今年の大河ドラマ『江』

今から10数年前に、NHKで『葵 徳川三代』という大河ドラマをやっていた。家康、秀忠、家光の徳川三代を描いた骨太でおじさん臭いドラマだったが、その中では、浅井三姉妹もストーリーの一つの大きな柱だったと思う。浅井三姉妹とは、戦国武将・浅井長政とその正室・市との間に生まれた三人の娘「茶々」「初」「江」のことで、それぞれ小川眞由美、波乃久里子、岩下志麻が演じていた。史実よりも大分高齢な三姉妹だったが、貫禄があり、演技も素晴らしかったものと記憶している。

『葵 徳川三代』でこの3人が取り上げられたのは、単に茶々が家康にとって敵だったからだとか、江が秀忠の正室だったからだとかいう理由だけでなく、その数奇な生涯にドラマ性があったためでもあろう。この浅井三姉妹、いつか大河ドラマ化されると面白いかもと思っていたら、本当にそうなり、今年『江~姫たちの戦国~』として放送されている。個人的には、『江』よりも『浅井三姉妹』というタイトルにして欲しかったようにも思う。

ドラマでは、江は既に上野樹里が演じているが、史実ではまだ10歳にもならない少女のはずだ。江の言動がやけに子供っぽく見えるのはこのためだろう。しかしこれだと、上野樹里にとっては役作りが大変など、演じるのは難しくは感じないだろうか。もう少し齢を重ねて落ち着いた江を早く見てみたい。ドラマオープニングの江がそんな感じ。上野樹里がどういう女優なのかは知らないけれども(私は芸能には疎い)、あのオープニングの江は本当に綺麗だ。

ただ、今年の大河ドラマをいつまで見続けることができるかは不透明だ。なぜなら、我が家のチャンネル権保持者が、『江』を見る意欲をかなり失っているからだ。我が家のチャンネル権保持者は、私以上の大河ドラマファンだが、今年の大河は「軽すぎる」としてどうも合わないらしい。大河ドラマがかつての骨太さを失ってきているのは最近の傾向。反面、若い人が見やすくなってきているとも言える。『葵 徳川三代』のような重厚な浅井三姉妹でないと駄目か。

2011年1月20日木曜日

「現代日本の新聞読者層」

私はインターネット上で時々論文を読むことがある。論文によっては、ネット上で無料で公開されているものがある。

個人的に興味をひかれた論文の一つに、「現代日本の新聞読者層」がある。

木村雅文(2004)「現代日本の新聞読者層-JGSS-2002からのデータをもとにして-」『JGSSで見た日本人の意識と行動 : 日本版General Social Surveys研究論文集』3(東京大学社会科学研究所資料第24集), 59-75. http://jgss.daishodai.ac.jp/research/monographs/jgssm3/jgssm3_5.pdf

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↑ 論文情報ナビゲータ「CiNii」へのリンクが貼ってあります。CiNiiは国立情報学研究所が提供するサービスです。

面白かったのは、日本の全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)の購読者層が分析されていることだ。例えば、どの新聞の購読者層に高学歴者が多いか、ということも分かる。ただし、10年ほど前のデータなので注意。最近のデータも見てみたい。ビデオリサーチ社による全国新聞総合調査で分かるのだろうか。

※ 最近では、こういうニュースもある。情報サイト「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」へのリンク。10年近く前の上記論文を読む限り、朝日の購読者層の方が富裕層、インテリ層が多そうなのだが、最近は違うのだろうか。

日本の高級紙は「朝日」ではなく「読売」に?
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欧米の新聞には「高級紙」「大衆紙」という区別があり、社会階層によって読む新聞が違うそうだが、日本ではあまりそうした違いはなさそうだ。

[余談]

学校や幼稚園で話せない子どもたちの理解のための絵本『なっちゃんの声-学校で話せない子どもたちの理解のために』が出たのでご紹介。ついでに、姉妹サイト「場面緘黙症Journal」もよろしく。

2011年1月13日木曜日

iTunes

最近、iTunes で Podcast を聴き始めた。

iTunes と言うと、それまで名前こそ聞いたことがあったのだが、詳しいことは知らなかった。私のような iPod を持っていない者には関係ないソフトだろうと漠然と考え、ほとんど関心を持たなかった。しかし、実は iTunes は、iPod を持っていようがいまいが、パソコン上で無料でも利用できるものだったのだ。

iTunes で Podcast を購読(購読といっても無料のものも多い)していれば、新しい音声or動画ファイルが自動的に更新されるから便利だ。

私は英語を勉強していることもあって、iTunes ではもっぱら英語関係の Podcast を聴いている。The Wall Street Journal This Morning とか。もっとも、私の語学力では聴きこなしているとは言いがたいが……。英語の Podacast で何か面白い発見等があれば、姉妹ブログ「ひきこもり英語ブログ」で記事にするつもりだ。iTunes Store を見ると、人気 Podcast には英語関係のものが多くリストされており、私のような英語学習者の利用が多いことが分かる。

今はパソコンで Podcast を聴いているが、これは iPod でも聴くことができるという。iPod を携帯すれば、どこでも Podcast を聴けそうで、いよいよ便利だ。なんだか iPod を買いたくなってきた(一番安いやつを)。

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最近ブログ(姉妹ブログ含む)の更新が滞っているが、しばらくブログを書かないと勘が鈍る。もともと文章はうまく書けないのに、それが輪をかけてひどくなっている。

冬だが、例年のように皸(あかぎれ)ができない。台所仕事の際に、ゴム手袋をはめるようにしていて、手が守られているからだろう。