2010年8月20日金曜日

自分の虚像、ありのままの自分

It is better to be hated for what one is than to be loved for what one is not.

Andre Gide


自分の虚像を愛されるよりは、ありのままの自分を嫌われた方がましとのこと。

ありのままの自分を出しなさいという趣旨の金言だろうが、人から誤解された場合には誤解を解くよう努力すべきだという意味にもとれる。このあたり、どういう背景でこの金言が出たのかにもよるのだが、一次情報を持たない私には分からない。

ところで私の場合、人から誤解を受けてしまい、自分の虚像を嫌われてしまうことがある。人間関係には誤解がつきもので、多少はやむをえないことなのかもしれない。

誤解を受けるのは、ネット上でも多い。私の文章力が至らないせいかもしれない。だが、相手が、私に対する先入観や思い込みばかり先走ってしまい、私のことを知ろうとしてくれない場合も少なくない。

こうした場合、いちいち誤解を正すのも何やら言い訳がましく思えるので、誤解を受けてもそのままにしておくことも多い。しかし、たとえそれが自分の虚像であっても、人から嫌われるというのはあまり気持ちのいいことではない。

自分の虚像を嫌われるよりは、ありのままの自分を嫌われた方がましだ。だが、敢えて誤解を解くようなことは必ずしもしない。

[関連する金言]

We should gain more by letting ourselves be seen such as we are, than by attempting to appear what we are not.

Francois de la Rochefoucauld


自分の虚像を見せようとするよりは、ありのままの自分を見せる方が、得るものは多いはずだ。

2010年8月10日火曜日

高齢に関する言い回し、新しい英語ブログ

■ 高齢に関する言い回し

還暦:61歳 古希:70歳 喜寿:77歳 傘寿:80歳 盤寿:81歳 米寿:88歳 卒寿:90歳 白寿:99歳 百寿:100歳 茶寿:108歳 皇寿:111歳 大還暦:120歳

※ いずれも、数えの年齢。

高齢の行方不明者問題が話題になっているので、気になって調べてみた。

(おまけ)

志学:15歳 而立:30歳 不惑:40歳 知命:50歳 耳順:60歳 従心:70歳

いずれも、『論語』の有名な一節「十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」が由来。

■ 新しい英語ブログ

新しい姉妹ブログを開設したので、ご紹介する。英語で書いたブログだ。姉妹ブログは、これで11個目になる(うち英語ブログ3個)。とりあえずご紹介はするが、お恥ずかしい英語力で書いたブログなので、英語が得意な方はあまり見ないでほしい(これはまた勝手な)。

Personal Japanology
新しいウィンドウで開く

日本を紹介する記事をあれこれと書く予定。いかにも英語学習者が書きそうなブログだ。

英語ブログはこれまでも2個(+開店休業状態にある秘密のブログ1個)開設している。この2個のブログのテーマは、「場面緘黙症」と「ひきこもり」だ。毎日少しずつ書くようにしているが、こうしたテーマだけではネタがなかなか思いつかず、書くペースが追いつかない。また、英文ライティングの練習としても、限られたテーマのものばかり書いていては、表現の幅が狭くなってしまう。そこで、今回のブログを開設したわけだ。また、自分の国のことを英語で表現する術を見につけることも大事だろう。

2010年8月7日土曜日

行旅死亡人(こうりょしぼうにん)

所在不明高齢者に関するニュースを見ていたところ、「行旅死亡人」という耳慣れない言葉に接した。

■ 行旅死亡人とは

行旅死亡人とは、行旅病人及行旅死亡人取扱法によると、「行旅中死亡シ引取者ナキ者」を言うそうだ。「住所、居所若ハ氏名知レス且引取者ナキ死亡人ハ行旅死亡人ト看做ス」とのこと。また、これに準ずる者が政令により定められているそうだ。この具体的な政令は、ちょっと私には分からない。

要するに、行き倒れになって、死後には遺体の引き取り手がない死亡者のことだろう。

なお、Wikipedia は、行旅死亡人を次のように定義している。

Wikipedia行旅死亡人新しいウィンドウで開く

■ 自治体が管理

行旅死亡人は、自治体が埋葬または火葬するそうだ。行旅病人及行旅死亡人取扱法には、「行旅死亡人アルトキハ其ノ所在地市町村ハ其ノ状況相貌遺留物件其ノ他本人ノ認識ニ必要ナル事項ヲ記録シタル後其ノ死体ノ埋葬又ハ火葬ヲ為スベシ」の一節がある。そのほか、自治体は様々なことを行う。例えば広島市は、次のようなページを設けている。

行旅病人・行旅死亡人新しいウィンドウで開く

■ 2008年でおよそ1,000人

行旅死亡人は、ちょうど今年4月8日に開かれた衆議院青少年問題に関する特別委員会でも話題になった。NHKスペシャル「無縁社会 無縁死 三万二千人の衝撃」で取り上げられたらしく、2008年でおよそ1,000人の行旅死亡人が存在したという。1日平均3人の行旅死亡人が発見されている計算だ。

■ 官報に掲載

行旅死亡人は、官報で発表されている。インターネット版「官報」でも、もちろん発表がある。「号外」⇒「公告」⇒「地方公共団体」で、見ることができる。年齢、性別、ほか、どこでどういったかたちで発見されたかまで詳しく掲載されている。

インターネット版「官報」新しいウィンドウで開く

[訂正]

「公告」が「広告」になっていたので、訂正しました。失礼致しました。(2010年8月9日)

2010年8月6日金曜日

何でも我慢で通せばいいものではない

昔の私は、夏になっても、我慢で通すべきだと考える傾向が強かった。

たとえ暑くなっても冷房などに頼るな、下敷きをうちわ代わりになど使うな、日差しが強いからといって帽子なんかかぶるな、汗をかいてもそうそう簡単に水を飲むな、耐えよ!耐えよ!とにかく我慢するべき!と考えていたのだった。

他人に対して、こうした規範を強要していたのではない。自分に対して言い聞かせ続けていたのだ。

私の周辺に同じようなことを考えていた同世代の人は、あまりいない様子だった。なぜ私ばかりがこのように考えていたのかはよく分からない。

* * * * * * * * * *

だが、最近は考えが変わってきた。いま、熱中症で病院に搬送されたり、亡くなってしまったりする人があとを立たない。上のように我慢ばかりしていたら、いずれ大変なことになる(私も、あんなことをやって、よく熱中症にかからなかったものだ)。

というわけで、最近の私は外出するときは帽子をかぶり、こまめな水分補給を心掛けるようにしている。また、なんでも熱中症は室内にいるときにもなることが少なくないというので、室内でもやはりこまめな水分補給、換気、場合によっては冷房の力も借りるようにしている。

ただ、我慢の癖が完全に無くなったわけではない。今でも冷房はそう簡単にはつけないし、たとえつけても28度にとどめるようにしている(これは、光熱費節約の関係でもある)。また、「暑い」なんて言葉を簡単に口走らないようにしている。「暑い」「疲れた」こうした言葉は、私は簡単に口に出さない主義だ。せいぜい、社交上、「今日も暑いですねえ」と挨拶程度に言う程度だ。

2010年8月4日水曜日

NHK歌謡コンサート「夏だ!納涼歌まつり」

昨日の歌謡コンサートの感想。

■ 水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」

この歌を作詞した星野哲郎は天才だといつも思う。意外に2番以降を聴いたことがなかった。「丸出だめ夫」の主題歌になったのはなぜだ。

■ 細川たかし「浪花節だよ人生は」

意外に久しぶりに聴いた。懐かしい。昔は競作じゃなかったっけ。

■ 森山愛子「お祭りマンボ」

森山愛子かわいい。歌声も好き。おまけに上手い。この人はバラエティ番組で見ても面白いのだが、最近出てるのかな。

■ 冠二郎「バイキング」

まさかここで「バイキング」が登場するとは。いつもの「炎」ではなく「バイキング」を選ぶセンスがよい。冠二郎のパフォーマンスも素晴らしい。最高。

■ 堀内孝雄「君のひとみは10000ボルト」

20世紀の。

■ 和田アキ子「古い日記」

この歌を聴くと、必ずと言っていいほどモノマネを思い出す。

■ 鹿内孝「本牧メルヘン」

時代の歌こころの歌。昭和47年のヒット曲。初めて聴いたが、いい歌だった。

■ 井上愛「答え」

綺麗な女性歌手が出てきたと思ったら、やっぱり演歌・歌謡曲の歌手ではなかった。この歌はNHKテレビ番組「クエスタ」のエンディングテーマ。堀内孝雄と同様、ギターを持っての歌唱。

■ 谷本知美「しぐれ橋」

おー、谷本知美頑張ってるなー。

■ 井上由美子「相馬に雨が…」

パーソナリティーを担当する「走れ!歌謡曲」のブログで、自身の身長の低さについて書いたエントリーを読んだことがあるが、今日テレビを見て、まさかここまで低いとは思わなかった。和田アキ子と並んだら、どういうことになるだろう。だが、歌声はしっかりしている。新曲、ちょっと変わった気を引くタイトルの歌だし、メロディーラインもドラマチックで、面白いと感じた。

■ 山本譲二「哀愁運河」

トリ。さすがに貫禄がある。


■ 感想

最後の新曲3曲を除き、メジャーな元気の出る歌が揃っていた。夏にはちょうどいい。個人的なMVPは、森山愛子と冠二郎。

2010年8月2日月曜日

余はいかにしてFC2ブログ、Bloggerを使いしか

私の知っている人(特に女性)が新しくブログを作ったので、見てみると、FC2ブログを使っていた-そうしたことが多い。まさか私がメインにしているブログ「ニートひきこもりJournal」と「場面緘黙症Journal」が FC2 なので、それを真似たわけでもないのだろうが、それにしても FC2 が目立つ。FC2 は人気の無料ブログホスティングサービスであることを考えても、少し多い。

私が FC2 を選んだのは、何より、アフィリエイトが許可されているからだ。また、テンプレートの数は多いし、様々なサービスが充実しているのもいい。ただ、1つのメールアドレスで1つのブログしか作れないので、私のようにブログ量産を考えている人には向かない。また、FC2 はアダルトブログの開設を許可しているので、そうしたものにアレルギーが強い人には、おすすめできない(私自身は、アダルト OK については、たとえ女性でも気にするほどの問題ではないと思うが、さすがにこれは人それぞれなので)。

私が FC2 とともに、この Blogger でブログを数多く開設している理由は、ブログ量産の関係だ。また、Blogger ではアフィリエイトもできる。Blogger は以前から海外でも広く使われてきているので、特に英語ブログを運営するには適している。

ほかに、Seesaa にも1つブログを開設している。ここも、ブログ量産が可能だし、アフィリエイトも許可されているが、私にはいまいち合わない。

[個人的なイメージ]

○ アメーバ:アメブロ。芸能人多し。
○ FC2:豊富なテンプレート。アフィリエイト。
○ ライブドア:昔はすごかった(今でもすごいけど)。
○ はてなダイヤリー:私の近辺では大学教授等がよく利用しており、知的なイメージ。
○ Seesaa:アフィリエイト。
○ Blogger:世界の Blogger。老舗。Google。
○ LiveJournal:Blogger と同様海外で人気。老舗。若者向け。日本の利用者なかなか見ない。