2010年2月22日月曜日

五輪に関心がない

冬季オリンピックで盛り上がる日本だが、私はオリンピックにほとんど関心がない。周囲には熱を上げてオリンピックを見ている人も何人もいるのだが、私は変わり者なのだろうか。

もちろん、オリンピックを熱心に見ている人をさげすむつもりはない。この大会のために非常な努力を傾けてきた選手たちを冷ややかな目で見ているわけでもない。商業主義的な面があるなどという理由でオリンピックそのものに反対しているわけでもない。

そうではなく、ただ単にオリンピックを見ても楽しくないという、それだけのことだ。試しにダイジェスト番組を見たことも何度かあるが、他の人が感じるような血湧き肉躍る心の昂ぶりを、なぜか私は感じることができなかった。

そもそも、オリンピックに限らず、スポーツ観戦全般にほとんど関心がない。ときどきテレビ観戦することはあるが、どうしても楽しむことができないまま終わってしまう。唯一の例外は、野球、特に高校野球だ。公式戦のシーズン、特に甲子園進出をかけた公式戦が行われるときは、母校の試合が気になって仕方がなくなる。

私はこういう感性の持ち主ということなのだろう。スポーツ観戦好きな人などは、私のような者を「スポーツ観戦の楽しさが分からないなんて、人生損している」などと考えるかもしれない。

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今の私が関心があるのは、読書だ。家族がオリンピックのTV番組を見ている間、自室にこもって本を読んでいる。テレビのニュース番組を見ている間も、オリンピックのニュースのときだけは本を開いている。読書を怠ると、ただでさえ低い自分の付加価値がなおさら低くなってしまうような気がするのだ。