私は子どもの頃こそ漫画やテレビゲームが好きだったが、今やサブカルチャーにはほとんど興味を持っていない(ただし、大衆歌謡、特に演歌・歌謡曲は例外)。
ただ、海外の英字新聞で日本のサブカルチャーが紹介されると、つい読んでしまう。サブカルチャー自体に関心があるというよりはむしろ、日本の文化が海外でどう紹介されているかが興味深く思えるからだろう。
昨夜、アメリカの経済紙 Wall Street Journal アジア版のウェブサイトを開いたら、トップページに、"Only in Japan, Real Men Go to a Hotel With Virtual Girlfriends" という見出しと、ゲームの美少女キャラ画像が大きく出ていて、びっくりして読んでしまった。日本の恋愛シミュレーションゲーム『ラブプラス+』や、それに夢中になる日本の若い男性、そしてゲーム製造会社とタイアップした熱海が取り上げられていた。なお、WSJ はこのニュースを動画でも配信したほか、ブログ "Japan Real Time" にも掲載、さらには紙面版でも大きく取り上げるなど、かなり大きく扱っている。
何年か前にも、たしかアメリカの新聞を読んで、日本のサブカルチャーを知った経験がある。yaoi という言葉が出てきて、若い男同士の恋愛模様(肉体関係含む)を描いた漫画が日本の一部の若い女性(女の子?)の間で流行っているという内容だった。私はこれを最初読んだ時は信じられなくて、自分の英語読解力がまだ不十分だから読み間違えたのではないかと思ったものだ。
英字新聞を読まなければ、こうしたことを知ることはなかっただろう。ただ、あまり日本のことが面白おかしく書かれ、海外に発信されてしまうようなことになったら、いい気分はしない。