地元の図書館で、母校(高校)の歴史をまとめた本を読んだ。
学校を経営する側の立場から書かれた本とあって、外部からは分からない私立高校ならではの学校経営の苦労が窺われ、興味深かった。特に開校時の苦労は、並々ならぬものがあったようだ。
私立高校にとっては、生徒が集まるかどうかは公立高校以上に大きな問題ではないかと思う。実際、経営難で廃校になった私立高校も近隣にある。政府の政策により公立高校の授業が実質無償化されることになり、私立高校の経営者の間には生徒が公立高校に流れてしまうのではと懸念する声が以前あったと聞くが、無償化後、どうなったのだろう。
あと、私の目を引いたのは、30~40年ほど前の就職難の時代の就職実績だ(オイルショックの時代だろうか、このあたり本にどう記載されていたか覚えていない)。当時、就職も進学もせず卒業した生徒がこの高校でも相当の割合に上ったそうだ。最近でも、就職先が決まらずに卒業する高校生が話題になったが、同じようなことは昔にもあったようだ。昔は大学進学率が低く、また、専門学校は存在すらしていなかったため、高卒で就職する者は少なくなかったろうが、社会的な問題にはならなかったのだろうか。
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最近、急に冷えてきた。ついこの間まで猛暑だとか残暑がひどいとか言っていたのに、どうなっているのだろう。27日には、全国的にも、最低気温が10度を下回る都市が目立った。寒いからというので、親の命で灯油を買いに行った。そう、ストーブのためだ。このように気温が急に変化する時期は、体調管理に気をつけたい。