2010年8月20日金曜日

自分の虚像、ありのままの自分

It is better to be hated for what one is than to be loved for what one is not.

Andre Gide


自分の虚像を愛されるよりは、ありのままの自分を嫌われた方がましとのこと。

ありのままの自分を出しなさいという趣旨の金言だろうが、人から誤解された場合には誤解を解くよう努力すべきだという意味にもとれる。このあたり、どういう背景でこの金言が出たのかにもよるのだが、一次情報を持たない私には分からない。

ところで私の場合、人から誤解を受けてしまい、自分の虚像を嫌われてしまうことがある。人間関係には誤解がつきもので、多少はやむをえないことなのかもしれない。

誤解を受けるのは、ネット上でも多い。私の文章力が至らないせいかもしれない。だが、相手が、私に対する先入観や思い込みばかり先走ってしまい、私のことを知ろうとしてくれない場合も少なくない。

こうした場合、いちいち誤解を正すのも何やら言い訳がましく思えるので、誤解を受けてもそのままにしておくことも多い。しかし、たとえそれが自分の虚像であっても、人から嫌われるというのはあまり気持ちのいいことではない。

自分の虚像を嫌われるよりは、ありのままの自分を嫌われた方がましだ。だが、敢えて誤解を解くようなことは必ずしもしない。

[関連する金言]

We should gain more by letting ourselves be seen such as we are, than by attempting to appear what we are not.

Francois de la Rochefoucauld


自分の虚像を見せようとするよりは、ありのままの自分を見せる方が、得るものは多いはずだ。