最近、私もお金を貯めて、悲願だった電子辞書を買うことができた。カシオから出ている(旧)フラッグシップモデルだ。
事典や辞典は、以前より広く一般家庭でも普及していたが、電子辞書の普及により、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目版』のような、比較的敷居が高い事辞典に手軽に触れられるようになってきた。高校生の間から上質な事辞典に数多く触れられる最近の若い人が羨ましい。
電子辞書を引き続けて最近感じるのだが、電子辞書の情報はもしかすると意外に影響力があるのかもしれない(といっても、確かなことは知らず、推測で考えているだけだが)。そう考えるだけの根拠をいくつか挙げる。
まず、電子辞書は最近急速に普及しており、特に高校生や大学生だと、高い割合で所持している。電子辞書を引く人もその分多く、辞書の情報の影響は大きいだろう。
次に、電子辞書はいつでもどこでも手軽に引ける。少なくとも、パソコンとブラウザを起動してインターネットで情報を調べるのに比べれば、ずっと手間がかからない。それゆえ、電子辞書は使用されやすいだろう。
それから、電子辞書の情報は、何しろ事辞典の情報などで、信頼度が高いと見られている。例えば、Wikipedia にこれこれこうこう書かれていたと話してもあまり信用されないかもしれないが、電子辞書の『ブリタニカ』にこう書かれていたと言うと信用されやすいだろう。ここに、電子辞書を使うメリットがある。
私自身、ものを調べるときは、まず第一に電子辞書を引くということが多くなってきた。それなりに色々なことが載っているし、情報の信頼度が高そうだからだ。