2010年6月20日日曜日

「ハーバード白熱教室」見終えた感想

NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」は今日が最終回だった。私が最初に見た回は4月18日放送分「『富』は誰のもの?」だったが、それ以降、毎回欠かさず見ていた。テレビをあまり見ない私がこれだけ視聴を続けたのは珍しい。

しかし、内容は(私には)難しく、十分に理解はできなかった。当然だろう。なにしろ、ハーバード大学の講義を、この頭の悪い私が見ているのである。しかも、もともと哲学の素養もない上、予習も復習もしていない。だが、全く何も理解できなかったわけではないし、名門大学の講義の雰囲気だけでも味わうことができただけ、まあよしとしよう。小林正弥千葉大学教授による解説が、理解の助けになった。

あのような講義が展開できたのは、学生のレベルが高かったからだろう。発言をした学生はみな熱心で聡明で、予め講義に備えてよく勉強してきているようだった。

ポケットに手を入れながら発言をする学生をよく見かけた。中には、ガムをかみながら発言している学生もいた。日本では無礼とされる態度だが、アメリカではそうではない。一度スパイダーマンが講義室に紛れ込んでいたが、目立ちたがり屋の仕業だろうか。

このブログには、ハーバード白熱教室について検索して訪問する方がいらっしゃるが、中には、サンデル教授の著書を検索する方がいらっしゃる。おそらく、最近出版サンデル教授の講義が書籍化されたという話を耳にし、その本を探していらっしゃるのだろう。そこで、案内のために、その本を紹介することにする。Amazon.co.jp へのアソシエイトリンクだ。

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