2010年6月1日火曜日

NHK歌謡コンサート「愛ひとすじに生きる女」

NHK歌謡コンサートを見た。若い歌手も出ていたので、感想を書く。

最初は、先日亡くなった吉岡治作詞の歌を、石川さゆりが3曲続けて歌った。今回の歌コンは「番組内容を一部変更」したとのことが、変更箇所はこのあたりだろうか。

■ 石川さゆり「天城越え」

石川さゆりが「天城越え」や「津軽海峡冬景色」を歌うと、親もTVの前で一緒に歌い出す。私は石川さゆりの歌をじっくり聴きたいのに、親の歌声も一緒に耳に入ってきて、台無しだ。

■ 石川さゆり「夫婦善哉」

この曲から、親が一緒に歌わなくなった。おかげでじっくり聴けたが、やはり石川さゆりの歌声はいい。このあたりはセットといい、番組側も力を入れている様子が窺えた。三原綱木とザ・ニューブリードは、どこに隠れていたのだろう。

■ 石川さゆり「だいこんの花」

吉岡治が作詞した石川さゆりの最後の曲。

■ 秋元順子「一枚の写真」

人気歌手となると、新曲を歌コンで何度も歌える。それにしても、相変わらず歌の上手い人だ。

■ 香西かおり「春陽炎」

「はるかげろう」と呼ぶ。

■ 音羽しのぶ「女・・・そして女」

私がTVで音羽しのぶを視たのは久しぶりだが、綺麗な白いドレスを着て、別人みたいになってた。音羽しのぶというと、奇抜な格好で股旅演歌を歌っていたデビュー当初と、その前の森川美里時代しか思い出せない。しばらく演歌番組を視ていなかったせいだ。今日歌っているときに手につけていたお数珠みたいのは何だったのだろう。「女・・・そして女」は最近出した新曲だが、作曲は市川昭介(故人)だった。

■ 九重佑三子「ウェディング・ドレス」

時代の歌・こころの歌。かつてのNHKの人気番組「夢であいましょう」からヒットした曲だそうだ。作詞永六輔、作曲中村八大。

■ 出光仁美「おんな七厘・神楽坂」

今年4月21日にデビューした新人。当然、歌コン初登場。出演歌手の中でも、最もかわいくて、綺麗だった。声と歌と着物がいい具合にマッチしていた。それにしても、最近は水森英夫門下が多いな。音羽しのぶも水森門下だったはず。

■ 三代沙也可「桜の川」

小田切アナのあの説明の仕方、三代沙也可も歌コン初登場みたいに聞こえた。本当に初登場なのだろうか、それとも違うのだろうか。

■ さくらまや「ノラ猫三度笠」

低年齢のため、生ではなく録画での出演。猫の扮装をして歌っていた。歌の最中、どこからともなく、「ニャー」「ニャー」という声が何度も聴こえた。かわいらしい雰囲気だったが、こうした雰囲気はさくらまやにしか絶対に出せない(他の出演歌手が真似することは、絶対に無理だ)。それにしても、出演者の年齢層の幅が広い歌番組だ。

■ あさみちゆき「黄昏シネマ」

ギターを抱いて歌っていた。このスタイルは変わらない。

■ 大月みやこ「心ひとすじ」

締めだった。

■ まとめ

今週のテーマが「愛ひとすじに生きる女」だったためか、出演歌手は全て女性だった。ときどきこういう思い切った人選をした方がメリヘリがあって、見る側としては面白い。

[蛇足]

この番組が終わった後、英語の語学番組「リトル・チャロ2」の番組宣伝があった。「リトル・チャロ2」といえば、あの語学番組とは思えないポップな主題歌が気になっていたのだが、あの主題歌は倉木麻衣が歌っているとのこと。