国会や地方議会のウェブサイトには会議録が公開されている。議会の様子をインターネット中継しているところもある。私はこれを利用し、インターネットでときどき議事録を検索している。
会議録を検索する目的は、ブログのネタ探しや、自分自身の情報収集だ。自分が関心を持っている事柄が、国政や地元の議会の場でどう議論されているか、さらには比較のために他の自治体の議会ではどうか、そういったことを調べるのだ。
最近目を引いたものでは、大阪府豊中市議会平成4年3月定例会の議事録が挙げられる。1991年(平成3年に)豊中市の中学校で起きたいじめ暴行事件の被害者が軽い障害を持っていたそうだが、その障害の内容が市議会で言及されていた。障害の内容は私とは無関係ではないもので、これを読んだときは大変ショックだった。
インターネットが普及する以前は、おそらくメディアや地元の広報誌が、議会の様子を知る主な手段だったのだろう。ただ、こうしたものは議会の主要部分をまとめているにすぎないので、より深く知りたい人は地域の図書館で会議録にあたったり、直接傍聴に行ったりしたのだろう。
インターネットの便利なところの一つは、このように大量の情報を簡単に検索できることだ。過去何十年にもわたる衆参両議院の会議録を簡単に検索できる。中には横断検索といって、様々な地方議会の会議録を一括して検索できるサービスもある。
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◇ 国会会議録検索システム(新しいウィンドウで開く)